今のローマ

大きく分けるとモンテッラが出てるか出てないか。これで大きく戦い方が変わると思います。
ここ最近出番の増えているモンテッラですが基本的に彼の出ている試合では1トップにモンテッラが張り付いていてトッティから裏へのボールを待ち構えます。ここで相手DFの意識がモンテッラに集中すると後ろから飛び出してくる中盤の選手にやられてしまう訳ですね。
もう一つは昨シーズンと同じトッティを最前線に置くトップレスシステム。こちらの場合はトッティは積極的に下がってボールを受けます。そしてトッティのいたスペースに中盤が飛び込んでくる、と。前線に待ち構える選手がいない為より広大なスペースに選手が飛び込む事が出来るのが強みですね。
どちらのシステムにせよ主なボールの供給源がトッティなんですがこれがミソですよね。トッティにフリーでボール出させればピンチに陥る事は必至。かといってトッティにマークが集中するとそんな状況でもパス出しができちゃう選手なんで飛び出してくる中盤の選手を捕まえきれなくなり相手DF陣は混乱に陥るとw

と、ここまで書いたようにこのシステムではトッティがキーであり彼の調子が今まではチームを左右していたのですが今シーズンイマイチピリッとしないトッティですがローマは現在首位タイ。これはトッティ以外に上質な出し手、つまりピサロを獲得した事が大きいかと思います。キープ力もありロングパスもある。この選手がトッティの負担を分散してますね。ただ、守備をサボるのは勘弁してほしい;wその点だとアクイラーニは双方のバランスが取れていてとても重宝します。アクイラーニもそうですがデロッシ、ペロッタの献身的な動きがピサロトッティという二人のサボり屋をサポートしているのは紛れもない事実です(笑)