決勝
ついにEURO2008も決勝を迎えます。
一つ残念な点は決勝戦を前にしてスペインはビジャを、ドイツはバラックというチームの中心選手を怪我で欠いてしまったこと。
バラックは出場の可能性もありますが万全のコンディションとはいかないでしょう。
スペインはビジャを欠くことが決定してるもののセスクが加わることで中盤の厚さはより定石に。イニエスタ、シャビ、シルバ、セスクと中盤には圧倒的なテクニックを持つ選手を揃えるスペインですがそのいずれも守備面での貢献が期待できる選手ではありません。そのスペインの中盤をギリギリのところで支えているのが、ビジャレアル所属のMF、マルコス・セナ。
ドイツは彼の守備網をいかにかわしていけるかがポイント。
勝敗予想は中々難しい。
バラックが万全ならドイツ優勢だと思ったんだけど。
代わりに一つだけ予想させてもらうと意外と点が入る試合になると思います。
その理由として考えられるのは両者の持ち味とウィークポイントが見事に噛み合っているという点。
ドイツの大男達はスペインの細かいパス回しには中々ついていけないだろうし、逆に小柄なスペインの選手達はドイツのフィジカルを前面に押し出した攻撃には苦戦することが予想されます。
鍵を握るのはスペインの右サイドでありドイツの左サイド。今大会中々調子の上がらないセルヒオ・ラモスがドイツの絶好調コンビ、ラーム&ポドルスキをどれだけ封じられるか。
接戦になることが予想されますがこういう試合を左右するのは得てしてセットプレー。
伝統的にセットプレーで異常な強さを誇るドイツに注目。