宿題きつい
イタリア−オランダの後に書き残していた文章。
ちょっとイタリアのルーマニア戦への展望を。
まず大敗に終わったオランダ戦の問題点。
1,怖さのないSB、鈍足なCB
まずSBの攻撃参加はザンブロッタにおんぶにだっこの状態。右のパヌッチは年齢的にもオーバーラップにはあまり期待できない。この選手には高さを活かしてCBで守備に専念、セットプレー時の切り札になってもらいたい。オランダ戦でもグロッソ投入後はサイド攻撃の活性化に成功していただけに今夜は是非スタメンでグロッソを。
次にCB。オランダ戦でのマテラッツィとバルザッリのコンビは共にファイタータイプのCBで裏を狙うフォワードに四苦八苦、危険なエリアでのファウルも多い。マテラッツィは今季怪我がちでコンディションも整ってないのでバルザッリorパヌッチとキエッリーニの組み合わせがベストだろう。
2,攻めあがらないミッドフィルダー
オランダ戦での3枚のボランチはピルロ、ガットゥーゾ、アンブロジーニ。まずピルロを使うことでその両脇の選手はピルロの苦手な守備をカバーしなくてはならないことで必然的に運動量のある選手がチョイスされる。その点でガッツとアンブロはもってこいの選手だが、いかんせん攻撃への貢献度は低い。オランダ戦ではボールをキープしたトニがフォローに来ないボランチのせいで孤立していた。もうピルロにはこだわらずデロッシ、アクィラーニ、ペロッタという攻め上がりの意識が盛んな駒を使うべきだ。ピルロを外せばボランチは2枚で事足りる。
そうすればセカンドトップの位置にデルピエロを起用することができる。
事実、ドナドーニは今夜のルーマニア戦でデルピエロを先発起用することを公言している。ネスタ、トッティの引退、カンナバーロの離脱、今のイタリアには大黒柱となる絶対的なキャプテンが不在だ。
代表から半ば見放された状態でも腐らずにゴールを量産し、遂にドナドーニから代表の切符を勝ち取ったユベントスのエースは今夜イタリアのエースに。
イタリアの命運はデルピエロに懸かっている。