また来年

今日のヤクルト戦で今シーズンのセリーグ全日程が終了しました。
ヤクルトの引退する選手たちの見せ場もつくり、村田にとってホームラン王争い単独トップとなる1発も飛び出し、良い試合だったんじゃないでしょうか。





では、2008年セ・リーグ各タイトル表彰選手を見てみましょう。

ヤフーより引用。



首位打者

内川聖一   (横浜)(初)3割7分8厘

最多安打

内川聖一   (横浜)(初) 189

◇最多本塁打

村田修一   (横浜)(2)  46

◇最多打点

ラミレス   (巨人)(3) 125

◇最高出塁率

内川聖一   (横浜)(初)4割1分6厘

◇最多盗塁

福地寿樹 (ヤクルト)(初)  42

防御率第1位

石川雅規 (ヤクルト)(初)2.676

◇勝率第1位

館山昌平 (ヤクルト)(初)8割

最多勝

グライシンガー(巨人)(2)  17

最多セーブ

クルーン   (巨人)(初)  41

◇最多ホールドポイント

久保田智之  (阪神)(2)  37

◇最多三振奪取

ルイス    (広島)(初) 183






今年の横浜の数少ない明るい話題は常に内川と村田によるものでした。ダントツの最下位に終わった今年でしたが、3番内川、4番村田、5番吉村のクリーンナップはどこに出しても恥ずかしくないものでした。



まずは3番内川の成績を振り返ってみます。

今シーズン打者成績


打率 試合数 打席数 打数 得点 安打 二塁打
.37800 135 544 500 83 189 37
三塁打 本塁打 塁打数 打点 三振 四球 死球
1 14 270 67 49 31 4
犠打 犠飛 盗塁 併殺打 出塁率 長打率
5 4 2 7 .416 .540


得点圏打率


打率 打数 安打 本塁打 打点 三振 四球 死球 犠打 犠飛
.449 118 53 2 51 8 14 0 3 4


まず、打率.378は今までの歴代右打者の最高打率、同じく横浜のローズが持っていた.370を大きく更新して見事歴代1位。


もうひとつのタイトル、最多安打。こちらは189本でのタイトルとなりましたが特筆すべきはその達成の早さ。安打数2位の栗原は557打数で185本。内川はそれより50打数以上少ない500打席で189本のヒットを放ちました。


そして3つ目のタイトル、出塁率ですが、内川の特徴はフォアボールの少なさでしょう。その出塁のほとんどはヒットによるものでした。更に赤星や青木、福地といった俊足の打者が出塁率を稼げる理由に内野安打というものがあります。しかし、右打ちで特に俊足でもない内川は内野安打も少なく、内野安打を除いた出塁率は過去のイチローを上回っているというデータもあるようです。

来期はこの異常なまでの得点圏打率を活かすためにも1,2番の奮起に期待したいです。



次に、今や日本人最高のスラッガーとなった村田修一の成績を紹介します。


今シーズン打者成績


打率 試合数 打席数 打数 得点 安打 二塁打
.32164 131 554 489 88 156 25
三塁打 本塁打 塁打数 打点 三振 四球 死球
2 46 320 114 111 55 7
犠打 犠飛 盗塁 併殺打 出塁率 長打率
0 3 0 10 .396 .660


得点圏打率


打率 打数 安打 本塁打 打点 三振 四球 死球 犠打 犠飛
.339 127 43 14 63 22 20 2 0 3



打率、打点、本塁打、いずれもキャリアハイをマーク。
よく村田のホームラン王は最下位の球団で好き勝手に振り回した結果だという輩がいますが好き勝手に振り回して3割2分打てたらみんな苦労しません。
チャンスに弱いという人は打点と得点圏打率を見て下さい。

北京オリンピックしか見てないアンチ村田が多いのは非常に残念です。

今年はオリンピックで約3週間ほどでしょうか、チームを離れながらのホームラン王獲得となりました。

村田は489打数で46本のホームラン。
単純計算で10.6打数に1本のホームランを打っています。


同じ計算をホームラン数2位のラミレスでしてみましょう。

ラミレスは548打数で45本のホームラン。
12.2打席に1本のホームランを打つペースでした。


村田がラミレスと同じ程度の打数あれば50本打つ可能性は大いにあることがわかります。




上記の二人に比べると大きく見劣りしますが立派な成績を残した5番吉村も紹介しておきます。


今シーズン打者成績


打率 試合数 打席数 打数 得点 安打 二塁打
.26045 141 570 526 68 137 30
三塁打 本塁打 塁打数 打点 三振 四球 死球
4 34 277 91 134 30 11
犠打 犠飛 盗塁 併殺打 出塁率 長打率
2 1 9 9 .313 .527


得点圏打率


打率 打数 安打 本塁打 打点 三振 四球 死球 犠打 犠飛
.248 145 36 7 55 36 9 8 2 1




打率と得点圏打率には大きな不満が残りますが、34本のホームランと91打点は立派な成績だと思います。
34本は例年ならホームラン王争いしていてもおかしくありません。
吉村のバッティングに安定性がでてきたら横浜は強くなりますね。







Yahooジャパンより引用。